| 木骨SE構法で建った「Kさんの家」の場合、構造力学的にも余裕のある大空間を実現できました。まさに重量鉄骨造の構造的な長所と木造住宅の居住性のよさ、施工精度の高さという長所をいいとこ取りです。さらに階段ホールを開放的な空間にするためスチールによる階段を提案しました。吹き抜けのロフト上部から差し込む光が、「メタル」と「ガラス」と「木」で構成された空間を独特な雰囲気で醸し出しています。 |
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スチール部材で階段を作る場合、半組み立て済み品を現場へ持ち込んでからその状況に合わせ、のこぎりで切ったり、鉋(かんな)で削ったりという作業は当然ながら出来ません。なんせ鉄ですからね。ですから事前にかなりシビアな施工図をCADで図面化しました。それを元に鍛冶屋さんが加工原寸場の鉄板床に原寸縮尺で図面を写し書いていきます。原寸とは本物の階段と同じ大きさの図面という意味です。 |
鍛冶屋さんは この原寸場図面に材料をあてがいながら加工、製作していきます。なんともはや原始的な方法に見えるかもしれません。しかし、ある意味縮尺という概念を払拭してしまったCADと原理的に同じだなあと私は思いました。「縮尺」とは我々が思っているよりはるかに抽象的で高度な概念です。例えば最近では減りましたが、お年寄りに平面図を見せても、こんな小さい家には住めないという方がいて閉口したものです。
そういえば全体的なイメージを得るために前もって3Dアニメーションを作成ています。この階段ホールを実現するために酔狂といえるほどの労力をつぎ込んだのを感じて頂けたら幸いです。そのアニメーションはブログのほうへアップしてますのでまだご覧になってない方は こちらからどうぞ。ちなみにアニメーションはスケッチアップ有償版で作成しています。 |