Mさんの家 01/2 伊豆修善寺  2006年冬

                                         MIddle Winter 2006 in Syuzenji Izu City
 
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遠い現場です。島田市から伊豆修善寺まで140〜150qぐらいあるでしょうか。近所の一軒家を賃借して大工さん泊り込みです。私、太田など掛川市在住で島田に通勤してますから、工事中数回しか呼ばれませんでしたが、写真だけはしっかり撮りにいきましたよ。高級感あふれるすばらしいお宅です。
さすがは杉山さんの設計!新幹線代自腹で痛かったけど、ちょっとした旅行気分。うん、満足。
木骨構造SE構法による2階建て住宅ですが、純和風の景観は在来工法そのものといった感じで、SE構法で数奇屋風の建物を作ることが可能だということを証明しました。SE登録業者さんは全国にたくさんいますが、あえて、こういう可能性にアプローチをする建築家は私どもが知る限りまだ少数ではないでしょうか。
では、なぜあえてSE構法を採用するのか。その秘密は、主に三つあります。@SE構法では大規模木造建築物の構造設計手法を用い、一軒一軒、個別の構造計算が施されているので、地震時の建物の動きをシミュレーションでき、耐震性能の表示が可能である。A建物を支える構造材(柱、梁、土台等)に、高強度で性能品質の安定した集成材を用い、さらにそれらを合理的なハードジョイント金物で接合しているから、大胆でザックラした大空間、大開口部を安全に実現できる。B熟練した大工職の技を活かすのは木造が最も適している。(日本の伝統的意匠を後世に伝えることは我々建築家の使命だと考えます。)
この国土交通省の大臣認定工法である「SE構法」を工務店が採用するには、厳しい講習を重ねた専門の工事管理者を有し、いくつもの審査を通過しなければなりません。この静岡県中部地区では我々(有)コバヤシ建築の他、駿河工房(株)さんなどすばらしい登録施工工務店が数社ありますが、当社とぜひ比べてみてください。
玄関は建物の顔。お住まいになる人の人柄をあらわします。「Mさんの家」ではケヤキ材の下足いれを作りつけるとともに上がり框(かまち)、式台もケヤキ無垢材でまとめました。漆喰(シックイ)の白壁がじつに落ち着きます。
玄関ホールは大胆な吹き抜けに。建て直す前の古いお宅で使われていた松の野物タイコ梁は思い出を伝える次世代へのメッセンジャーです。
木骨構造SE構法「Mさんの家」 次号へ続く




四季のうつろう木のすまい
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